冬の定番アイテムであり大人気のヒートテック。防寒性に優れているため、ランニングシーンのインナーシャツやタイツとして使いたくなります。しかし、ヒートテックは速乾性には劣るためランニングシーンでは基本的にNG。そこで、冬場のインナーとしておすすめ出来るユニクロの代替え商品を紹介させていただきます。
目次
ユニクロの人気商品”ヒートテック”とは
ヒートテックとはユニクロが販売する肌着のこと。ユニクロと東レが共同開発し2003年から販売開始。薄手でありながら暖かく、普段着の下に着るだけで冬の有効な防寒対策になるとして、大ヒット。低価格でありながらも機能性に優れたユニクロらしい商品です。
ヒートテックは水分を吸収し、その水分を利用して熱を発生させる、吸湿発熱の特長を持つ「レーヨン」を使用しています。さらに空気の層を多く含み高い保温性を発揮する「アクリル」も使用。このレーヨンとアクリルの糸を使用することで、薄手でありながら暖かい優れた機能性を発揮しています。また、ストレッチ性に優れるポリウレタン、水分を素早く乾燥させるポリエステルの糸も使用することで、暖かく快適な着心地を提供してくれています。
冬の防寒対策の定番であるヒートテックは、ランニング中の防寒対策にはNG
ユニクロのヒートテックは普段着の防寒対策にはおすすめです。薄手でシャツやニットの下に1枚着るだけで手軽に防寒対策が出来るので、冬場には欠かせないアイテムです。しかし、ランニングシーンにはあまり向いている商品ではありません。
男性用ヒートテッククルーネックT(9分袖)の素材は、レーヨン34%、ポリエステル33%、アクリル28%、ポリウレタン5%。男性用ヒートテックタイツの素材は、レーヨン34%、ポリエステル33%、アクリル28%、ポイウレタン21%です。
ヒートテックのメインとなる素材は、レーヨン。レーヨンは吸湿発熱の特性を持ち、暖かいというメリットがあります。しかし、吸水性に優れるがために速乾性に劣ります。運動中に汗をかくと、最初はその水分を利用して体を温める効果を発揮してくれます。しかし、それによりさらに汗を多くかくと汗を吸収しきれなくなり汗冷えしてしまう可能性があります。その対策として、ポリエステルを使用し速乾性の対策もしているものの、やはりレーヨンをメインにしている以上、着用して走ると汗でビショビショになってしまうためランニング中にはおすすめ出来ません。
冬向けの防寒対策としてヒートテックの代わりにおすすめ出来るユニクロの商品はこの2つ
1、ウールブレンドクルーネックT
ヒートテックの代わりに、インナーシャツを選ぶなら「ウールブレンドクルーネックT」がおすすめです。速乾性に優れるポリエステルをメイン素材に使用し、暖かい素材であるウールを使用しています。そのため、冬の寒い時期でも暖かく、それでいて汗をかいても乾きやすく、汗冷えを防いでくれます。
2、エアリズムパフォーマンスサポートタイツ
ユニクロのヒートテックタイツは、速乾性に劣るため、冬のランニングシーンにはおすすめ出来ません。その代わりに、「エアリズムパフォーマンスサポートタイツ」がおすすめです。メイン素材にポリエステルを使用しているので、速乾性に優れ汗をかいてもすぐに乾いてくれて快適です。スポーツシーンでは、速乾性に優れたエアリズムが冬場も活躍します。適度な加圧によって、ランニング中の疲労を軽減するといった効果も期待出来るので、夏はもちろん冬のランニングシーンにも活用してみましょう。