陸上ウェアで欠かせないものの一つが、「陸上パンツ(ランニングパンツ)」です。パンツは、陸上競技の大会でユニフォームとして履くレーシングパンツと普段の練習着として履くトレーニングパンツの2種類あります。どちらもストレッチが効いていて走りやすく、速乾性にも優れているのが特徴。この記事では、中学校や高校で陸上競技に取り組む選手のために、おすすめの陸上競技用パンツを紹介させていただきます。パンツは、レーシングパンツ、ハーフパンツ、ロングパンツとそれぞれで紹介しているので、是非参考にしてみてください。
また、陸上初心者が気になる、パンツの種類とそれぞれの特徴や使い方、そして試合で競技用パンツ(ランパン)を着用する時のインナー(下着)問題についても紹介しているので、そちらも是非チェックしてみてください。
目次
陸上競技用パンツの種類
陸上競技のパンツ(ズボン)は、「レーシング用パンツ」と「トレーニング用パンツ」の種類。そして、トレーニング用パンツは春夏に着用することが多いハーフパンツと秋冬に着用することが多いロングパンツがあります。
レーシング用パンツ
陸上競技大会で試合用ユニフォームとして着用するのが、「レーシングパンツ」です。レーシングパンツは、丈が短く、足周りがかなりスッキリとしたデザインになっているのが特徴。そのため、100m走のような全力で走るシーンでも、ズボンが邪魔になることなく快適に走ることが出来ます。
このタイプのパンツは、試合で着用するのが一般的ですが、強豪校では普段の練習でも走りやすいレーシング用パンツを着用しているところも多いです。特に箱根駅伝を目指すような大学の長距離選手では、レーシングパンツをトレーニング用として着用していることが多いです。
ハーフパンツ(ショートパンツ)
学校終わりの普段の陸上練習で、多くの選手が着用しているのが「ハーフパンツ(ショートパンツ)」です。他の部活の人がいる中、競技用の小さいパンツを履くのは「恥ずかしい」と感じる人は多いでしょう。ハーフパンツなら学校で履いても恥ずかしくない丈で、かつ足が出ているので走りやすい。そのため、日々の練習用として最適です。特に暑い夏の時期は、長めのパンツだと暑く苦しいので、短めのハーフパンツが最適。
ロングパンツ
秋冬の寒い時期は、「ロングパンツ」を着用する機会が増えます。少々の寒さなら短パンで走るという人も多いですが、本格的な寒さを迎える真冬では長ズボンがないと困ります。ロングパンツがあれば、真冬の良い防寒対策となるので、冬を迎える前に用意しておきたい。さらに、ロングパンツはすぐに足を暖めることが出来るので、試合前のウォーミングアップ中に履くパンツとしても人気です。
陸上競技用パンツの履き方
陸上部に入部して初めて競技用パンツを手に取った時に悩むのが、ランパンをどう履くか。主に競技用パンツの履き方は、「直に履く」「下着の上に履く」「スパッツの上に履く」の三通りです。
①直に履く
ユニフォームとして大会で着用する競技用パンツには、インナーパンツと言って水着のサポーターのようなものが付いています。そのため、下着を履かずに直で履くことが可能。直で履くことで、スッキリとした履き心地が得られるので、競技用パンツは「絶対直穿き派」という選手も多いです。特に夏の暑い時期はランニングパンツの中が蒸れやすいので、普段は下着を履くという選手も直に履くことが多くなります。
②下着の上に履く
「直で履くのは抵抗がある」ということから、下着の上から履くという選手も多いです。特に初めて陸上競技をするという初心者の人の多くは、下着の上からパンツを履いています。ただし、長距離選手のように長い時間走ると、下着が汗でビショビショになってしまうので、試合後に履き替えるために替えの下着を準備しておく必要があります。
③スパッツの上に履く
競技用パンツはインナーがあるものの、「やっぱり恥ずかしい」「下着が見えるのが嫌」という人は、パンツの下にスパッツを着用する履き方をすると良いでしょう。最近ではユニフォームの下に目立たない程度の短いスパッツを着用する選手も増えています。
陸上競技用レーシングパンツのおすすめ
アシックスのレーシングパンツ
アシックスの競技用パンツ。大会でユニフォームとしても着用しても良いし、日々の練習のトレーニング用としても使って良いパンツです。アシックスらしい、実用性に優れたパンツなので、汗をたくさんかいても快適で、長時間走ってもストレスを感じない作り。
ミズノのレーシングパンツ
ミズノのレーシングパンツ。陸上競技大会のユニフォームとして試合で着用したい一枚です。足周りがかなりスッキリとしているので、足を動かす時に全く邪魔になりません。長時間走る長距離選手にも、かなり速いスピードで走る短距離選手にもおすすめの競技用パンツです。当然、インナーパンツ(黒)が付いているので、直穿きしても良いし、下着の上から履いても良い。デザインはシンプルなデザインなので、幅広いシーンで使えます。
陸上競技用ハーフパンツのおすすめ
アシックスのハーフパンツ
普段の練習着として最適なアシックスのハーフパンツ(ショートパンツ)。吸汗速乾性に優れたパンツなので、汗をたくさんかいても快適。長時間ロードで走り込む長距離走の選手にも最適。生地はさらっとした軽いもので、足運びの邪魔にもならないので、短距離から長距離選手まで、そして投擲、跳躍選手と全ての種目に最適。ポケットも左右にあるので、部活で使いやすいアイテムです。
ミズノのハーフパンツ
ミズノのさらっとした履き心地のハーフパンツ(ショートパンツ)。生地がさらっとしているので、夏場の暑い時期でも快適に履くことが出来ます。生地はかなり軽いものなので、レーシングパンツを履いている時のような軽やかな走りを実感出来ます。デザインも非常にシンプルなので、どんなTシャツとも相性抜群。
アディダスのハーフパンツ
アディダスのおしゃれなハーフパンツ。サイドにカラーラインが入っているので、メンズ用はかっこよく、レディース用はかわいい。アディダスらしい見た目の良いパンツ。もちろん、機能性にも優れています。素材は肌当たりの良い素材を使っているので、履き心地は抜群。吸湿速乾性をもたしているので、春夏のようにたくさん汗をかく季節でも快適。光に反射する再帰反射素材も使っているので、夜暗い時間まで練習を頑張る場合も安心。さらにポケットは、汗に強い防汗加工ポケットなので、中のものが濡れにくいので有難い。デザイン性と実用性に優れたパンツです。
アンダーアーマーのハーフパンツ
アンダーアーマーのカッコいいハーフパンツ。サイドの切り返しデザインがカッコいい。カラー展開も豊富なので、自分好みのデザインが見つけやすい。さらに、機能性も充実。パンツはストレッチ性に優れているので、動きやすい。4方向とあらゆる動きに対応しているので、短距離から長距離、投擲、跳躍とどの種目でも動きやすさを実感出来る。パンツの中の熱を素早く外へと逃がす、高い通気性も確保しているので、春夏のあ暖かいシーズンに重宝するパンツです。
ニューバランスのハーフパンツ
ニューバランスの可愛いハーフパンツ。パンツ丈が長くもなく、短くもなく、ちょうどいい7分丈なので、学校での練習用として最適。生地は軽く、防風性にも優れているウーブン素材を使っているので、どんな時も快適。さらに、パンツの内側にはコインポケットがあるので、練習中に自動販売機で水分補給用の飲み物を買う時も便利。
陸上競技用ロングパンツのおすすめ
アシックスのロングパンツ
秋冬の練習時に防寒対策として履くロングパンツとしても、試合前のウォーミングアップで履くウォームアップパンツとして最適な、アシックスのロングパンツ。吸汗速乾性に優れているので、汗をかいてもベタつきにくく快適。長距離走を走る時も快適です。膝裏には、光に反射する再帰反射素材を使っているので、夜の暗い中で走る時も安心です。シルエットはやや細身で、足先にかけて細くなるテーパードスタイルなので、走りやすい。
ミズノのロングパンツ
ミズノのウォームアップパンツ。スリムシルエットで足を動かしやすく、吸汗速乾性にも優れているロングパンツ。試合前や練習前のウォーミングアップで履くパンツとして最適。もちろん走りやすくパンツなので、トレーニング中にそのまま履くパンツとしても重宝します。デザインもアスリートらしくてカッコいいです。
アディダスのロングパンツ
秋冬の防寒として着用したい、アディダスのスタンダードなウインドパンツ。秋冬の寒い時期も、このパンツがあれば快適に陸上の練習が出来ます。また、撥水性ファブリックを使用しているので、小雨が降る中での練習でも安心。さらにシルエットはややスリムな作りになっているので、走る時に邪魔になってしまうこともなく、走りやすいパンツです。
試合と練習と、走りやすい陸上パンツを履いて、目指せ自己ベスト!
陸上パンツは試合用のレーシングパンツと練習用のトレーニングパンツとあります。どちらも走りやすさを重視してパンツを選ぶことが大切。練習では、動きやすいパンツを履いて練習の質を高め、試合ではスピードを出しやすいパンツを履いて自己新記録達成へと頑張っていきましょう。もちろん、動きやすさは重要ですが、デザイン性も大切。自分のモチベーションがグッとあがるような「カッコいい」あるいは「かわいい」、お気に入りのパンツを見つけて、日々の練習も大事な大会も気持ちを高ぶらせて、頑張っていきましょう。